長崎市にある彦山の南麓に田手原という集落があります。
江戸時代の文献では民家十数戸あったようです。
明治時代には茂木村に属していました。
写真ではちょっとした平地もある麓の集落といった感じもありますが
長崎の街中からはかなり登っています。
長崎バスでも人気のある飯香の浦線の途中にありますがバスで
行けば標高の高さも実感できると思います。
その田手原の地名ですが田手の部分が蓼の字をあてられた文献も
あるようですのでたぶんタデ科の植物(イヌタデ・オニタデ・サクラタデなど)
が多い原っぱからきた地名と思えます。
あの蓼食う虫も好き好きの言葉にも出てくる蓼です。
地名では蓼科(たてしな)なんて有名な場所があります。
その田手原には茂木四国八十八所第七十二番霊場があります。
小さいですがいい雰囲気を持っています。
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