枇杷ヶ崎(茂木村飯香浦名) 飯香の浦にある秘密の岬

今回は長崎の秘境とまではいいませんがちょっといい岬のご紹介

15.jpg

場所は長崎市内で地元か一部の釣り人さんぐらいしかしらない岬です。
名前は枇杷崎。

ん~~実に長崎らしい地名です♪
上記写真でもわかると思いますが後ろは絶壁の断崖、その前に大立石が寄り掛かった岬で今風に言えばインスタ映えする場所かもしれません。
でもそんな簡単に行ける場所ではありません。

そこがこの枇杷崎の魅力的な処かもしれません。
天気が良ければ目の前に雲仙が見える場所です。

16.jpg

岬の先もこのような断崖が続き残念ながら対岸の太田尾方面の海岸線へは到達できない場所です。
さてその場所ですが割と路線バス好きなら全国区になるほど名の知れた飯香の浦線の終点、飯香の浦から徒歩で30分ほどです。
道はありません。ただ岬に向かって道なき海岸線沿いの岩場を歩くだけです。
途中滑りやすい場所もありますので注意が必要です。

この枇杷崎が気軽に行けない点はなんといっても干潮になると道がなくなってしまうことです。
そこが人を簡単に寄せ付けない枇杷崎の魅力かもしれません。

そんな訳でこの岬に行くには時間的にも大潮で干潮の時間を狙うしかないことがハードルを高くしてます。
だから私だけのとっておきの場所と思っていたら決してそんなことはなく釣り人さんがいたこともありました(笑)
でもこの絶景が忘れられず何度か枇杷崎にいって海を眺めてます♪

17.jpg

上記写真は岬から見た赤崎鼻、茂木方面になります。
さて枇杷崎の地名ですが伊能大図には残念ながら記載されず、測量日記には琵琶ヶ崎と記載されているようです。
枇杷崎の由来に関しては断定できませんが、岬の周辺に枇杷が自生した可能性や岬が枇杷っぽく見えたことから名づけられた地名かもしれません。
今でも周辺には枇杷(茂木ビワ)畑が多数あります。
また江戸時代の琵琶ヶ崎の当て字から考えると楽器の琵琶(琵琶法師でイメージがわくと思います)の形に似ていることから命名された可能性もあります。
元々びわ自体、実が琵琶の形に似ていることから名づけられています。

18.jpg

枇杷崎ですが、茂木方面から飯香の浦方向へ車を走らせればこんな感じで見えます。
ちなみに路線バスも走っていますが乗るなというほど本数が減ってしまいました(涙)
この路線、海がずっと見えて最高だったんですけどね。
とても商売向きにはならなかったようです。
景色のいい路線は北海道のローカル線と同じく減便や廃止の運命にあります。
まぁ~路線が残っていることだけでもよしとせねばなりませんが。。。

この記事へのコメント