尾似田(三重村松崎郷 尾似田) 山奥のローカルバス停

今日は長崎市松崎町にあるバス停から♪
松崎町は三重と琴海の間にある山村で知っている方もたぶん少ないような気がします。
バス停前はきれいな川が流れちょっとした秘境感もあります(笑)

62.jpg

元々人口は昭和61年次で180人台と人口も少なく、今もたぶん増えているとは考えずらいです。
そんな松崎町には以外にも才木地区に縄文遺跡があるようですが今日は尾似田のお話。
私の好きなオニ系の地名。

北海道の鬼志別や鬼鹿が好きな人間ですので、もちろんこの尾似田に反応しました(笑)
ちなみに北海道の鬼地名はアイヌ語のオ・二(川尻に・木)といった意味からくる地名ですが、もちろん尾似田に関してはアイヌ語系の地名ではありません。
ただ似田には地名用語として湿地の意味があります、田んぼに似た地質の湿地といった意味といえば分かりやすいと思います。
お隣同士の民族ということでアイヌ語と日本語の意味が一致する場合も多少は存在します。
偶然にもアイヌ語でもニタッは湿地やヤチを意味し、道内にも仁達内、幌新太刀別といった地名があります。

尾似田の地名の由来は恐らく尾っぽの部分(先端)の場所に湿地がある地域だったことから名づけられた地名のように思われます。
実際、尾似田のバス停から三重側に進むと山が開け長崎にしては珍しく田んぼが広がるので地形的に一致します。

63.jpg

さて尾似田には長崎バスの1番系統西海経由の石原行きで行くことができます。
西海を出て松の迫バス停から急に道が細くなり、近年道が改良されつつあるとはいえ、大型路線バスがここを走るのかといったような山間の細い道を尾似田ぐらいまで楽しむことができます。

そんな楽しい路線だったのですが2000年初頭までは1時間に1本ほどあったのですが、少しずつ削減されていき、今は市内からの直通が1日3本だけとなりました(涙)
滑石トンネル開通以前は大瀬戸(三重)方面行きのバスが西海経由で運行されていたと思います。
滑石トンネル開通後、大瀬戸(三重)方面行きのバスがほぼ滑石トンネル経由になり、その代わりに既存の路線を住民に残すため石原行きになったような気がします。

今から20年ほど前までは夕方に市内から西海経由の黒崎行きや出津行きがあったのはその名残のようなものでした。
この路線、結構楽しいので昼間1月定期でかなり乗ったことがありましたが、今は本数がないし昼間が少ないのでかなりハードルの高い路線になってしまいました(涙)

まぁ~路線があるだけまだ恵まれてると思います。
稚内の天北線からの代替バス(稚内~曲渕)間約35キロの3月廃止が決まりました。
ここも何度か鉄道やバスでも乗ったのですが無くなるのは景色がいいのでとても寂しいです。
ちなみ曲渕は日本最北の炭鉱の町として栄えた時代もありました。

私のサイトにも曲渕関連の記事があるので一応リンクしときます。

カムイミンタラ 天北線さんぽ⑨ (小石~曲渕)





この記事へのコメント

  • ちび太郎

    たいへんご無沙汰しております。
    どうされているのだろうかと、事あるごとに思っておりました。
    新しいブログが開設されたこと、大変うれしく感じています。
    2020年02月04日 12:35
  • サルル

    ちび太郎さん

    書き込み本当にありがとうございます。
    とっても嬉しいです。実は震災後5年ほど長崎に住んだので、最近になって長崎にもはまるようになりました(笑)
    今後ともよろしくお願い申し上げます。
    2020年02月04日 15:15