上床(西浦上村滑石郷 上床)滑石の上の処

長崎市の住宅団地で有名な滑石地区、三重方面に抜けるには坂の続く滑石峠を抜けなければなりません。その峠の手前にあるのが上床地区です。

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滑石峠の標高は242メートルとそれなりの標高があります。昔は大村藩領で滑石村と式見村の境になっていたようです。
長崎バスもこの滑石峠(現在は滑石トンネル)手前の上床地区まで行く路線バスが多くあることから市内の人なら上床の地名を見たことがある方も多いと思います。

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歴史的に何があるというわけでもなく、ただ上の方にある集落です。海岸線沿いにないため伊能忠敬の資料にも見受けられません。
さて上床の地名の由来ですが、恐らく滑石村の上の方にあったことから、普通に「どこにすんどっとね?」「うえんとこさ」と言っていた場所がうえとこになり、当て字され上床となった可能性が高いと思います。

床の字ですが処(所)が床に当て字された地名があります。
北海道には厚床(あっとこ)床丹(とこたん)知床などそれなりにみられますがことらはもちろん和語ではなくアイヌ語が地名の由来になっています。

今日は滑石の上のほうにある上床でした。

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