網掛岩(高浜村黒浜名 網掛岩) 廃道を楽しむ

長崎は海岸線が多いだけに道路の改良の際、路線が変更される場合がたまにあります。
この網掛岩付近もトンネルができたことで海岸線沿いの旧道が廃道になっています。

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景色がいいだけに私はこんな廃道をのんびり歩きながら景色を楽しむのが好きです♪
ちょっとここは短いですがそれでも景色はよく地質好きにもいい場所かもしれません。

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写真の対岸が黒浜になります。海も綺麗ですし高島、端島も見えるし、黒浜バス停で降りて以下宿ぐらいまでゆっくり散歩するのもおすすめです。長崎バスの樺島行きで1時間ほどの場所にあります。さてこの網掛岩ですが地形図ではこの黒浜近くにある一番上の写真付近に網掛岩とあります。こんな大きな岩(もちろん付近に小さい岩もあります)にそもそも網を掛けるのか非常に疑わしく感じます。

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網掛岩といえばやはり、このような岩こそ網掛岩らしく地名として残るのではないかと思います。
例えば二見ヶ浦で有名な夫婦岩も網掛岩ですし、岩に神様が宿る場所として崇められてきた場所に思えます。
そう考えると写真のような夫婦岩がある以下宿の夫婦岩がもともとの網掛岩だったように私は思えます。

伊能忠敬の測量日記には網懸崎と網掛岩と2つの関連地名が記載されています。
いずれも地名のみで地形的な特徴の記載がないため場所の特定ができないできないのが残念なことです。
現在の地形図状の網掛岩にも以下宿のような網が掛けられた時代があった可能性もゼロではありませんが、こういう網を掛けるような神聖な岩が移動したり無くなることは、近くの集落がなくならない限り通常は考えずらいので、やはり以下宿の現夫婦岩が江戸時代から名前のある網掛岩だったと思われます。

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こちらは以下宿の夫婦岩付近から見た地形図状の網掛岩です。
写真左端の大きな岩が網掛岩にまります。右側には新道(トンネル)が見えます。
恐らくは網掛岩の別名として現在の夫婦岩の名ができ、なんらかの理由で本来の網掛岩の地名が現在の場所に移動したものと思われます。まぁ~釣りのポイントや航路上の目安にもなるので目印として地名はあったほうがいいですからね。。

今日は恐らくは場所が移動した可能性が高い現在の網掛岩のいおはなしでした。
以下宿の網掛岩はまた別の機会にでもとりあげたいと思います。

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