こちらは大江橋付近の海岸線から見た名串鼻です。写真左側から伸びた半島の先端になります。私には尾戸半島自体がずっと未開の土地でしたが長崎バスが90年代から尾戸半島の先端小口港線が開設されたので2000年代初頭にはじめて乗って尾戸半島を実感できました。その小口港線、ここ数年、本数が減り日中に行くことが難しくなりましたが名串集会所経由のバスができ、名串鼻の付け根までバスで行けるようになりました。なかなかいい雰囲気でバスと絡めて写真を撮りたいところですが今の私には残念ながらハードルが高すぎて無理です。
こちらは、たまたまですが長崎行きの飛行機から撮った尾戸半島の写真です。いつもは逆方向から進入することが多いのですが運が良ければ内海を楽しみながら大村空港に着陸することもあります。こういうときは勝手に興奮してます(笑)
さてこの名串、伊能大図にもしっかり名串と記載され、測量日記にも名串鼻や名串の地名は記載されています。名串の地名の由来ですが、九州では半島などの地名によく串を使った地名が見られます。名串の名の部分ですが恐らくは長いから変化したものと考えられます。長い串がなぐしになり当て字に名があてられ名串となり先端の岬部分には鼻が当てられ名串鼻となったと考えられます。
そういえば、反対の外海側には南串島(七ツ釜附近)にありますが、こちらも細長い半島のような島であり語源的には類似したものでしょう。
上記写真は昭和50年に撮影された長浦村尾戸郷 名串鼻(長崎市琴海町)の空中写真です。「国土画像情報(カラー空中写真)国土交通省」より引用。上記画像で分かるように細長い半島の名串鼻、そして名串鼻の付け根まで伸びたバス路線、本当なら天気がいいときにてくてく散歩してみたい尾戸半島です。
今日は尾戸半島にある名串鼻のお話でした。
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