こちらは、まもなく終点に到着の長崎バス千々行きとバックには今回紹介する実に可愛らしい小山が写っています。標高は144m、北海道のアイヌ語地名でいえば、モイワとかタプコプとでも呼びたくなるような山容です。その小山のある場所が小字では岩下と呼ばれた地区になります。
今回同じ茂木地区でも飯香の浦地区のバスは大幅減便となりましたが、こちらの地区はもともとそれほど本数も多くないためか現状ほぼ維持されているように思えます。茂木から千々までのバス路線もトンネル開通で昔ほどではありませんが、天気が良ければ雲仙や天草、そして美しい橘湾を見下ろす車窓はとても癒されます♪千々好きですので何度も足を運びましたが写真の場所から撮るなら天気がいい梅の咲く季節が一番のお勧めです。
こちらは千々バス停から見た小山(岩下)になります。千々までは意外と本数が少ないこともありますが地元の利用者もそれなりにいます。現在は神の島営業所管轄となり、住吉から直接行けなくなり茂里町まで足を延ばさねば乗られなくなったことが残念です。
こちらはまだ時津営業所管轄時代のおなじ千々の小山(岩下)の風景、千々の海岸線をぼんやり楽しんだ後、バス停で帰りのバスを待つ時間も実にまったりとしていいものでした♪
こちらも時津営業所管轄時代の写真です。実は青空があればこちらを一番はじめの写真として使いたかったのですが残念ながら空が味方してくれませんでした。千々もびわを中心に果樹畑があるのでびわの季節にいけば、このように千々らしい季節感のある風景に出会えます。またコロナが収束したら千々でのんびり、まったり海を眺めながら波の音に癒されたいですね♪
さて話は随分脱線しましたが、小字地名の岩下について考えたいと思います、小さい小字地名ですので伊能大図や測量日記にも掲載されていない地名です。また長崎名勝図絵や長崎古今集覧にも記載のない地名です。地名の由来は漢字をみれば分かりますが、何か岩がありその下に家や畑、祠など何かあったことが岩下の地名の由来と推定されます。
ちなみに千々地区に長崎バスが走り出したのは昭和43年でそれまでは茂木から交通船が40分ほどかけて3往復運航されていたようです。タイムスリップできれば利用してみたい航路です♪
今日は千々にある岩下のおはなしでした。
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