能瀬(三重村樫山郷 能瀬) 大河ドラマロケ地の樫山海岸にある灯標 

時が経つのは早く、大河ドラマ龍馬伝が放送されて随分経った気がしますがそのロケ地に使われたのが三重の樫山海岸です、その海岸から見える小さな灯標があるのが今回紹介する能瀬です。

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写真の小さな灯台みたいにみえるのが能瀬灯標です。簡単に言えば船の座礁などを防ぐために暗礁の位置を表示してくれる標識のようなものです。ロケ地に使われるぐらいですのでロケーションはよく、西海岸だけに天気がいい日の夕陽や陽が落ちてからの夕焼はお薦めです。

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明るい時間帯の能瀬、もうロケ地目当てに来る人もいないでしょうし、訪ねる人も少ないのでいつものんびり海を楽しめます♪

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天気がよければ、こんないい夕陽をみることができます。長崎バスの樫山行きに乗って市内から1時間ほど、終点から歩いて10分ちょっとぐらいの場所です。いい夕陽が楽しめますがあまり暗い時間まで滞在すると真っ暗になりますので懐中電灯があったほうがいいです。私は暗くなって帰ろうと思ったら道が分からず苦労しました(汗)、ちなみに右側遠方に見えるのが黒崎にある大城小城で、その隣に池島が見えています。

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夕陽が落ちたあとの夕焼の時間が個人的にはとても好きです。いい色だなぁ~なんてのんびりしていると、電灯がない場所は危険ですね。

さて能瀬灯標の設置は昭和35年、それ以前の地形図にも能瀬の記載はありますが、伊能大図や測量日記には出てこない地名です。(大村)郷村記三重村には能瀬の記載があり、延宝5年に唐船が破船した記載があります。
地名の由来について瀬の部分は海岸から伸びる岩礁を指したものです。「能」部分ですがはっきりとした由来は分かりませんが岩礁などには~瀬と簡単な呼び名が多く、能勢の場合は漁業者などから通れば船が載せられる危険のある意味を潜在的に考えて能瀬となったもかもしれませんが特段意味はないように思えます。

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上記写真は2010年に撮影された三重村樫山郷能瀬(長崎市樫山町附近)の空中写真です。「国土画像情報(カラー空中写真)国土交通省」より引用。三重崎の反対側にあるのが能瀬です。先端に能瀬灯標がありますが途中も岩礁が続き小さな船でも航行には危険な場所であることが分かります。

今日は三重の樫山にある能瀬のおはなしでした。

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