城ノ越(神浦村池島郷) 池島遠見番所

城ノ越といえば浦上山里村家野郷にもある地名ですが外海の池島の小字にも存在しました。今日は池島の城ノ越のおはなしです。

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ブラタモリでも紹介された池島ですので第2に軍艦島として観光要素はばっちりなのですが、コロナ渦でなかなか行けないのが残念なところです。まして池島は医療体制が脆弱そのものですので私にとってはとても遠い離島に感じております。同じ長崎市というのも未だになじめませんが(笑)

さて城ノ越ですが場所は、池島神社の上にある池島でも一番標高の高い四方岳の場所が小字としての城ノ越になります。池島で連絡船を降り、コミュニティバス終点の神社下より神社側を歩き途中右側の山道を登るとタンク附近の場所に辿り着くようです。残念ながら私は神社だけでやめてしまい、後悔してます(笑)

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池島神社付近よりの眺望、夏は草が生い茂るので行くなら真冬がいいと思います。特に夏の四方岳はおすすめできません。

さて城ノ越の地名ですが伊能大図や測量日記にも出てこない小字地名です。ただこの場所に池島の遠見番所が設けられた可能性が高いと思われています。池島の番所については「大村家記四」に記載がありますが正確な場所についての記載は見られませんでした。

ただ遠見番所自体は外国船監視やキリシタンの密入国や抜荷対策などで設置され、池島小番所が郷に設けられたことは分かっています(池島小番所の設置は1644年)。場所的に一番高く、眺望も効く場所ですし、現在の山名が物語るように四方を見渡せるこの場所に遠見番所をおくのは自然のことかもしれません。

城ノ越の地名ですが、この大村藩の遠見番所を城とみなして(小さい島にとってはお武家さんがいるちょっとしたお城)、越は頂上といった意味があるので、城のある頂上(遠見番所のある頂上)と言った意味で城ノ越という小字になったと思われます。

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上記写真は1975年に撮影された神浦村池島郷 城ノ越(長崎市池島町)附近の空中写真です。「国土画像情報(カラー空中写真)国土交通省」より引用。池島小中学校の裏山が四方岳(城ノ越)となります。

今日は池島にある城ノ越のおはなしでした。


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