左底(時津村左底郷) 笹子峠と類似?

時津に現在も残る左底の地名、実は恥ずかしながらずっと勘違いして数年前まで「ささこ」と思ってましたが正確には「さそこ」でした。今日はそんな左底のおはなしです。

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時津からちょっと先にある左底は長崎バスも15分に1本ほど走っています。左底といえばあの青雲学園があります。スポンサーは線香会社ではないと思いますが、私の記憶では当時は受験勉強が得意な偏差値がとっても高い高校でした。今はどうか分かりませんが、私など生まれ変わっても無理だなと当時は思ったものです(笑)

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左底バス停付近より左底郷、山に囲まれた狭い谷が左底郷一帯になります。伊能大図や測量日記にも記載のある左底の地名です。写真でも分かるように両側に山が迫り平地が少ない場所です。早速ですが左底の地名の由来を考えたいと思います。さそこの佐(さ)ですが恐らく狭いといった意味で使われています、地形的にもぴったりです。またそこ(底)に関しては谷や窪地、奥深い処などに使われます。それらを考えれば恐らくは狭い谷底といった意味から左底の地名が生まれたもの考えられます。

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こちらは明治34年陸測図「時津」(今昔マップ on the webより)貴重な明治期の左底郷付近の地形、地形図から大村湾の一部を除き山に囲まれた谷地形であることが分かります。余談ですが中央線や中央自動車道で有名な笹子峠がありますが、あそこも三方を山に囲まれた谷地形、案外、左底同様に笹子も同じ語源かもしれません。

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上記写真は2010年に撮影された時津村左底郷(時津町左底郷附近)の空中写真です。「国土画像情報(カラー空中写真)国土交通省」より引用。狭い谷間にもぎっしり住宅地になっているところが長崎らしくもあります。高台には偏差値が高い高校が見えます。〇の場所に長崎バスの左底バス停があります。

今日は左底のおはなしでした。

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