長崎市内のバス路線再編と貨客混載

昨日のニュースで長崎市内のバス路線再編と貨客混載などの話し合いがバス事業者や学識経験者などでつくる公共交通活性化協議会で行われ最終案が示されたようです。

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写真は、乗り継ぎ拠点候補の西浦上にある住吉、路面電車やJRの駅まであるので乗り継ぎ拠点としては合格です。ただ場所は??

簡略すれば、矢上、西浦上、土井首に乗り継ぎ拠点を設け市内直通便を減らし、県営バスと長崎バスの競合区間の本数を調整するといった内容です。

競合路線(滑石・矢上など)の調整はもちろん合理的と思います。また渋滞緩和のため直通を減らすということですが、利用者にとってはただ値段が上がり不便になるだけとバス事業者の持続のために不便を強いられるだけのように思えます。土地が少ない長崎市なので仕方ない面もありますが、長崎なんて交通弱者も多いので今年の野母崎線の問題もありましたが、余計に客離れが進むような気がします。せめて乗り継ぎの場合は現在の料金と変わらないか逆に多少安くするといった工夫をする必要があると思います。たとえばバスと路面電車を乗り継げばバスで直通するよりちょっと安くなるなんて方法も一つの案としてはありと思いますが、そんな発想ができる方がいればいいですが。。。。

市内で言えば路面電車の走る区間でもバスの方が空いているといった理由で路面電車を避けるお客さんには悲しい結果と言えます。特にお年寄りには悲しい結末と言えます。

こうなると北部地区で言えば、例えば街まで買い物に行っていた人が道ノ尾や住吉で我慢するといったこともでてくることでしょう。

西浦上の交通拠点は地理的にも納得できますが、場所は????チトピーの前の公園をつぶしてミニターミナルとか中園の公園をつぶしてバスの待機所にするとか公園をつぶさないと場所なんてとても残っていませんがどうなるんでしょうかね。

あと貨客混載ですが、バスで貨客混載を見たのは北海道で一度だけ20年ほど前に見た記憶があります。場所は寿都(すっつ)から栄浜に行くニセコバスでした。寿都は以前、寿都鉄道もありニシン漁で賑わった場所ですが最近は核のゴミ問題で揺れる町です。バスの一番前の席に荷物があって数か所の停留所で荷物の受け渡しが行われていました。運転手と荷物を受け取る人の会話が近所の会話みたいで良かったです♪荷物の中には夕方近くの便なのですが新聞が結構あるので過疎の地区は夕方に朝刊が届く場所だったんでしょうね。

今はバス路線廃止、過疎化も激しい北海道ですが逆に貨客混載が増えているかもしれませんね。今で鉄道でさへ貨客混載が行われています(宗谷本線の稚内~幌延)

さて長崎市内だと候補としては、私の頭に浮かぶのは小口港や亀浦、樺島、千々、宮摺、飯香の浦なんて合理的な候補になるかもしれませんがもちろん私の妄想の範囲です(笑)

高齢と過疎化が激しい長崎市、どうなる交通。。。

そういえば、新幹線ができると、諫早~長崎間の浦上新線も電車ではなくディーゼルになるようです。確かに、大村線も非電化なので仕方ない面もありますが、北海道の新函館北斗~函館間のように短いですが電化で残ると勝手に思っていましたが経費節減のために仕方ないかもしれません。なんせ北海道のように大赤字新幹線、将来的には廃止候補にすらなる可能性を否定できないポテンシャルを持っているように個人的には思えます。

後進国日本には将来的に考えればあまりにも贅沢すぎる高級な乗り物に思えます。勿論、長崎~博多が新幹線で片道1000円ぐらいなら話は別ですが。。。収支的にも絶対無理でしょう♪

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