写真は長崎バス江平バス停付近、こちらのバス停の先を流れる本尾川の先が小字の江平周辺になります。場所は医大の後ろ側にある傾斜地で長崎バスの8番系統のバスが江平地区を走っています。
小字地名ですので伊能大図や元々通っていないため測量日記にも出てこない地名です。また名勝も特にないので長崎名勝図絵にも記載がない地名です。もちろん南海の大決闘に出てくるエビラとは全く無関係であることは言うまでもありません。あの怪獣は南海のレッチ島周辺にいる設定になっています。
さて江平の地名の由来ですが、江はもちろん川を意味しますので江平の場合は本尾川が該当河川になります。平(ヒラ)は長崎にも多い傾斜地につけられる地名用語みたいなものですので江平の場合は川そばの傾斜地といった意味で江平になったと考えられます。ちなみに全国的にもちらほら江平地名は見られ、最近廃線になった中国山地を走るローカル線には江平(ごうびら)駅がありました。
長崎市は傾斜地が多いだけに江平系地名ともいうべき地名が、川平(かわびら)、河平(こうびら)とあります。
今日は医大の後背地にある江平のおはなしでした。
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