写真は東鹿越駅に停車中の富良野行き始発列車、朝は富良野高校へ通う高校生の通学列車です。もともとこの区間、東鹿越~新得間は2016年8月の台風被害でバス代行になっていました。実は9月に北海道を旅行しましたが、予定ではこの区間を利用して新千歳から帰るプランも計画にありましたが、この台風被害で断念したことがありました。
この東鹿越~新得間自体も片手で足りる程度ですが乗ったことがありますが、キハ40で狩勝峠を堪能できる今考えると、楽しい旅ができる路線だったと思います。とはいえ赤字路線ですし、今のJR北海道の悲惨な状態を考えれば廃止も残念ですが仕方がないことだと思っています。
路線の廃止どころか現役路線の廃駅も進む北海道、以前は確かに秘境駅みたいに周辺に集落がない駅や集落がなくなった駅が多かったのも事実ですが最近はそれなりに集落が見られる駅も対象になっているようで北海道の鉄道の厳しい状況が分かります。
九州なんて、廃止や廃駅ではなく無人化でニュースや新聞記事になっているだけまだ平和だなぁ~と思います。JRは国鉄ではなく一応半民間企業ですので無人化が嫌なら自治体やNPOで運営させるなど別の道を模索すればいいのではと個人的には思います。
さて今回廃止の富良野~新得間にはドラマ北の国からの舞台になった地域でもあります。
こちらの布部駅は北の国からの出発点、純や蛍がはじめて富良野に来て麓郷へ行くため下車した駅です。ここは廃止になっても観光地として駅は残るとは思いますが残念なことに変わりありません。
布部駅の窓口(無人駅)には北の国からに因んだものが飾られています。そいえば、沿線の幾寅駅も高倉健の映画で有名な「ぽっぽや」の舞台になった場所で幾寅駅前にはセットで使われたものが飾られています。キハ40もいなくなるし、路線はなくなるし、コロナは全く終わりませんし、鉄道で北海道を楽しむのは非常に難しい時代になった気がします。次は留萌線がターゲットになりそうですがこちらも時間の問題にすぎません。
この記事へのコメント
my
今は帯広に住む叔父が 当時は新得駅近くに住んでいてこの駅で降りて
十勝平野の観光地を車で案内してくれました。
狩勝峠にも、いきました。
当時は舗装されていない道も多かったです。道路の整備が始まったばかりで 鉄道が主役の時代でした。鉄道で北海道を一周しました。
その鉄道が廃線になっていくのは 地元の人のみならず、昔を懐かしむ者にも寂しいものです。。
サルル
おばんです。北海道周遊券は本当に有難い切符でしたね。今と違って鉄道でもあっちこっち行けた北海道も今では主要都市程度しか行けなくなりましたね。昔を知っている人間には本当にとっても寂しいですね。
北海道に知人はいますが親戚がいるなんて、九州人でも珍しいかもしれませんね。新得といえば朝ドラ「なつぞら」の舞台ですね。何年か前まで新得YHがあり2度ほど泊ったことがあります。狩勝峠麓にある個人的にも好きな地名です。
my
もう、40年以上も前 若さ真っ盛り、の時でした。
サルル
周遊券、時代によって多少の違いはありますが本当に鉄の旅が堪能できましたね。周遊券で自由に乗れた急行列車も無くなって特別な急行しか残らない時代になりましたね。周遊券で乗れた国鉄(JR)バスも廃止された路線も多いですし。。。
目的地まで時間をかけていくことで、距離感や途中までの行程も楽しめたし、夜行列車はきつかったですが宿代うかしによかったですね(笑)
そんないろんな鉄旅を経験させてくれたのが周遊券でしたね。願いが叶うなら本当は昔の国鉄時代の北海道をワイド周遊券を使って鉄道でじっくり旅したいです。