源蔵(茂木村飯香浦名 源蔵)開拓者地名か?

長崎バスの終点、飯香の浦バス停より海側方向の山手には、いかにも人名らしい小字地名があります。その名は源蔵、いい地名です。

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写真は長崎バスの飯香の浦バス停より見た源蔵方向、一番上の民家より上方が小字地名の源蔵周辺になります。インパクトの強い長崎バスのアラジン号が飯香の浦には似合います♪

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こちらは2010年ごろの飯香の浦バス停と源蔵周辺の写真です。中央左寄り下にショップいかのうらと長崎バス2台が見えます。小字地名の源蔵はバスの車庫付近より右側の民家より山手の場所周辺一帯です。なんとなく以前は枇杷畑だったような休耕地が見えます。

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こちらは2019年の飯香の浦、ハイブリットバスの3713号が停まっています。源蔵附近の休耕地は更に元の自然に帰りつつあるように見えます。右下には飯香の浦の浜が見えます。

どう考えても人名系地名「源蔵」の地名について考えたいと思います。小字地名ですので伊能大図や測量日記にも記載がなく、長崎名勝図絵にも記載がない地名です。地名の由来ですが、恐らくはこの小字地名源蔵附近をこの地に住む源蔵さんが開墾したことが由来になった可能性が高いように思えます。ちょうど写真で分かるように休耕地になった付近を源蔵さんが一生懸命耕した功績で小字地名になったように思えます。

源蔵さんに因んだ何か別の事柄が由来になった可能性もありますが、この山手ですし、開墾される前は、山菜や薪とりでこの山に入ることはあったかもしれませんが特別なことが起きそうな場所ではありません。そう考えるとこの地に住む源蔵翁がこの場所を開墾したことが由来になった可能性がやはり一番高いと思えます。

今日は飯香の浦にある源蔵さんのおはなしでした。

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