写真は重之口を登る長崎バス、背後に見える山は茂木山です。もう少し登れば甑岩に着く場所にあります。今はバスの性能もよく難なく登りますが昔はきっとあえぐように登ったことでしょう。今も雪が積もれば六本松までの運行となり、飯香の浦へは茂木経由で迂回運転されることがあります。
早速ですが重之口の地名について考えたいと思います。小字地名ということもあり伊能大図や測量日記、長崎名勝図絵にも記載がない地名です。位置的には峠や茂木山周辺の小字地名です。昔の地形図を見ても多少枝分かれする道はありますが十もあるような場所ではありませんので、地名の由来ですが恐らく隣接する集落の重篭(旧名 十郎原)の出入口、又は重篭の端(ふち)が転訛して(ふち)→(くち)となり重之口となった可能性が高いと考えられます。
重之口付近から見た重篭集落、一応小さく長崎バスも写っています♪
今日は甑岩へ向かう途中にある重之口のおはなしでした。
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