里(香焼村 里)以前は長崎バスの終点だった香焼本村

今回はバス停名の香焼本村にするか小字地名の里にするか迷いましたが里で紹介します。

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写真は小字地名の里にある香焼本村(こうやぎほんむら)バス停、1995年に現在の恵里地区まで延長される以前は、香焼行きと言えば香焼本村行きでした。もう10年以上も前の写真ですが、とてもいい雰囲気の古びた待合所に隣のたこ焼き屋がまたいい味を出していたのですが、現在はすっかり変わりただのバス停となっています。

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今は無き香焼本村の待合所、たこ焼き屋も現在ありません。

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離島の雰囲気は正直あまりしませんが漁港の風景は残っています。バス後方の集落が里地区になります。

さて里の地名について考えたいと思います。伊能大図や測量日記、長崎名勝図絵に記載はありませんが、明治の陸測図や地形図には記載され香焼村の中心集落であったことを伺い知ることができます。ちなみに伊能忠敬の測量日記では香焼島本村を島村と云うといった記述があります。小字地名の里の由来ですがそのままともいえますが、島の中で人家が集まっている場所から里と呼ばれ地名になったと考えられます。

今日は香焼本村バス停にある小字地名「里」のおはなしでした。

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