桜が美しい中川八幡神社、正直言って海岸線のある場所の他は繁華街以外は殆ど歩いたことがなく、恥ずかしながらこんないい神社を知ったのは最近のことです。
神社の前は旧長崎街道沿いで有名な蛍茶屋の手前にあります。今も街道の雰囲気が感じられる素敵な場所です。
電車通り(国道)からもしっかり八幡神社が分かります。
小字地名の上について考えたいと思います。小字地名ですので伊能大図や測量日記に記載はありませんが、中川八幡神社については測量日記の中で中川郷内に八幡宮社の記載があります。また江戸期の長崎大絵図にも八幡宮が描かれています。長崎名勝図絵では中川の上にある八幡社として1748年に移建遷宮されたことなどが記されています。
上の由来ですが位置的に中川郷由来になった中島川沿いより上手(かみて)にある点も多少可能性はありますが、やはり八幡社の「神」に由来するものと考えられます、当て字に「上」を使ったものと思われますが丁度、川沿いより上手(山手)の方向にもありこの両方の意味を含ませ「上」となった可能性が一番高いかもしれません。
今日は中川郷にある上のおはなしでした。
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