写真は手熊方面へ向け峠道を登る長崎バス、遠くには中尾地区の集落や式見海岸が見えます。市内から40分ほどで式見への峠道に行くことが可能です。
現在の峠近くにある長崎バストンネル口バス停、ちなみに陸測図を見ると現在の道より若干海側を通るルートだったようです。もちろん徒歩道程度の道です。
峠を越えるトンネル、昔ながらの狭いトンネルを大型バスが通り抜けます。ちなみに現在は蝶ヶ崎トンネルがあるため車は通常広い蝶ヶ崎トンネルを通ります。
トンネルを抜け式見へ向かう長崎バス
遠くに式見海岸が見えるロケーションですので何度も訪れた場所です。
小字地名の峠道について考えたいと思います。伊能大図や測量日記には記載がない地名です。また大村郷村記には式見峠並びに式見壱本松峠の記載があり当時はこの呼び名で呼ばれた峠であったことが分かります。ちなみに向郷に一本松の小字地名はなく、当時と峠道は違うので確認できませんが少なくとも江戸期までは峠道に一本松があったことを伺い知れます。
由来はまさに福田村(手熊)へ向かう峠道にあることです。
今日は式見峠にある小字地名のおはなしでした。
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