向(式見村 向郷)式見川の向側

今日は式見の郷地名から、小字地名と違い広域になるので地名の由来が難しくなりがちですがこちらは簡単に分かる由来の郷名です。

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写真は向郷を走る長崎バス、長崎市内からバスでゆられ40分ほどで式見に着きますが式見バス停は向郷内にあります。バスの横にある式見集落の手前側が向郷、式見側を境に奥の浜側の集落が本村郷になります。

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本村郷と向郷の境界近くを走る長崎バス、まもなく式見川を渡り向郷へ向かいます。

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こちらも一番上と同じ場所の季節違い、神楽島も見えて式見らしい風景でお気に入りの場所です。

さて向(郷)の地名について考えたいと思います。海に面した蝶ヶ崎なども向郷なのですが残念ながら伊能大図や測量日記、大村郷村記にも記載がない地名です。郷名の由来ですが式見の本村(郷)に対し式見川の向かい側にあることが由来と考えられます。よくこのような郷や村境は川が境になることが多く、式見の向郷はまさにその典型です。

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上記写真は2010年に撮影された式見村向郷(長崎市向町附近)周辺の空中写真です。「国土画像情報(カラー空中写真)国土交通省」より引用。式見川を境に(式見の中心部)本村郷と向郷に分かれます。

今日は式見の向のおはなしでした。

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