村(面高村本郷 村)面高の中心

今日は西彼杵半島北部西海市西海町にある小字地名のおはなしです。

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面高桟橋より村方向、昔ながらのいい雰囲気の港です。現在も佐世保~大島航路の一部がこの面高港に立ち寄ります。路線バスは削減され遠い存在になっています。一応、長崎市内からですと大瀬戸板の浦で瀬戸循環線大串行きに乗るか、大串から同様に瀬戸循環線の大瀬戸樫の浦行きに乗る必要があります。

早速ですが村の地名について考えたいと思います。小字地名ですので伊能大図や測量日記、大村郷村記に記載のない地名ですが郷村記面高村には面高浦に百五軒あり、大阪登り水主8人ありの記載があり江戸期も港として賑わっていたことを伺わせます。
由来ですが面高村の中にある村ですのでまさに村の中心であったことが由来と考えられます。現在の桟橋近くにある浦の中心の位置にあることが由来であることを表しています。ちなみに村は人が群がることが由来となっています。

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上記写真は1975年に撮影された面高村 本郷(西海市西海町面高郷)周辺の空中写真です。「国土画像情報(カラー空中写真)国土交通省」より引用。曲り鼻や松山崎(こちらには写ってません)に囲まれた天然の良港であることが分かる面高です。その中心にあるのが小字地名の村になります。

今日は面高の中心地にある村のおはなしでした。

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