地名はずばりあの鳥兜(トリカブト)、植物でも猛毒があることで知られているだけについ反応してしまいます。場所は多良見町の野副地区の背後の山手にあった小字地名です。県営バスも野副地区にはバスが走り、多少距離はありますが東園駅からも徒歩圏内の場所です。
小字地名の鳥兜について考えたいと思います。元々集落のない山手にある小字地名のため伊能大図や測量日記にも記載のない地名です。
地名の由来ですがこの山間にある植生が由来と考えられます。鳥兜ですが猛毒のイメージしかありませんが、塊根部分を漢方薬「附子」として使用することがあるそうです。アイヌ民族は狩猟用に毒矢を使用する際に使ったのですがこちらは西の地ですので狩猟用に使うことはなかったと考えられます。
特徴的な花ですのでその目立つ花がこの山間にあったことから小字地名として使われたのかもしれません。
今日は多良見にある植物系の小字地名のおはなしでした。
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