写真は日吉青年の家バス停付近を走る長崎バス、バスより右手の山手が小字地名の姥ヶ塚になります。竹林がありちょっとした雰囲気のある場所です。
長崎バスで市内から30分ほど山手に登れば今は改名された日吉自然の家があります。高台にあるので甑岩同様にきっと眺めがいいことでしょう。
小字地名の姥ヶ塚について考えたいと思います。小字地名ですし海沿いではないので伊能大図や測量日記に記載はなく、残念ながら長崎名勝図絵や長崎古今集覧にも記載のない地名です。長崎関連の文献に出ていれば由来もより分かり安いのですが今のところ飯香浦の姥ヶ塚に関する文献は見つけることができません。
由来ですが姥は老女の意味もありますが崖の意味で使われる可能性もあり、こちらの姥ヶ塚の姥も地形的に見れば崖の可能性も充分ありそうです。塚は墓の他に山頂部の積み石や石碑、土を盛った処に使われます。もしかしたら山姥伝説に因んだ塚があった可能性もありますし、崖にある石碑や土を持った場所かもしれませんし、いろんな可能性があり残念ながら特定の難しい地名です。
今日は日吉自然の家周辺にある小字地名 姥ヶ塚のおはなしでした。
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