写真は小字地名の下南迫付近を走る長崎バス、枇杷崎を入れて、元は時津から北浦を通り片峰まで運行された路線でしたが、太田尾、はては矢上まで海岸線沿いを走る魅力的なローカル路線へと発展しましたが利用客が少なく残念ながら明日(4,930)で運行を終えます。現在は田上からの朝の1本だけですのし、平日ですので在来線特急かもめと違い静かに終焉を迎えそうです。
市内でありながら人家も少ない地域のため元々この附近は自由乗降区間で手を挙げれば停留所でない場所からも乗車できる区間でした。やはり沿線にあった南商業高校が廃校になったことで路線としての役割が終わっていたのかもしれません。2回も同じ場所で撮ったのですが似たような天気のうえに似たようなバスと運に恵まれませんでした。こちらの路線はコミュニティバス化もしませんので今後路線バスが走ることはなさそうです。
小字地名の下南迫の地名について考えたいと思います。小字地名ですので伊能大図や測量日記に記載はなく長崎名勝図絵や長崎古今集覧にも記載のない地名です。ちなみに下南迫の山手に上南迫があります。
由来ですが下はもちろん下で、同じ小字地名の上南迫の下手にあることに由来します。南はもちろん方角ですが南側に向いた傾斜地であることや飯香浦の中心から見て南側に位置していることに由来していると考えられます。迫は迫るという字が意味しているように谷や山の尾根の間に使われますがこちらもまさに尾根と尾根の間にある地形的な要因から名付けられたと考えられます。
今日は飯香浦にある下南迫のおはなしでした。
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