弁天平(三重村畝刈郷 弁天平)柴戸山辨財天由来の地名

今日は三重の畝刈にある小字地名のおはなしです。

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写真は長崎バス弁天バス停(京泊向き)より見た辨財天のある柴戸山、高圧電線のある場所の写真右下方向の中腹に辨財天があるようです。

この周辺、私が子供の頃は長崎漁港ができる前で何もない寂しい埋立地が広がる景色で、バス停も道開の次が京泊でしたが新バス停として中間に弁天ができ、三重で釣りをする際にはここで何度か降り現在は長崎漁港のある防波堤まで歩いて釣りを楽しんでいました。道開より歩かずに済んで楽になったことを思い出します。

弁天平の地名について考えたいと思います。小字地名ですので伊能大図や測量日記に記載はありません、測量日記には傍を通っているはずですが載っていないほど小さいお堂程度のものだったのかもしれません。(大村)郷村記陌苅村には柴戸山辨財天の記載があり、神躰神幣、例祭8月7日石祠と言った記載が見られます。

弁天平の由来ですが弁天はもちろん郷村記に記載の柴戸山辨財天が由来です。平は長崎にも多い地名で傾斜地や山腹を指す地名で、此処の場合は山腹の方がよりあっています。弁財天のある山腹が由来と考えられます。

今日は畝刈にある辨財天のおはなしでした。

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