太田原(川内浦村 太田原郷)西海町の棚田地帯 

今日は西彼杵半島の北部にある太田原郷のおはなしです。

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写真は下手から見た太田原の集落
長崎市内からというよりも佐世保からの方が近い西海市西海町の川内浦に面した斜面に広がる山手に棚田が広がる地域です。読みはバス停は「おおたばる」郷名は「おおたはら」になっています。両読みとも一応正解なんでしょう。

現在もさいかい交通が1日3往復ほど平日のみ(瀬川木場経由)運行され太田原バス停もあります。長崎バス時代には市内から瀬川木場経由の太田和港行きのバスも運行され直通していた時代もありました。

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上記写真は2010年に撮影された川内浦村太田原郷(西海市西海町太田原郷附近)の空中写真です。「国土画像情報(カラー空中写真)国土交通省」より引用。木場川の河口付近(写真右手)に川内浦が広がる地形です。山間部に幾何学的な文様が美しい棚田や段々畑が見受けられます。

太田原の地名について考えたいと思います。郷名にもなっている広域地名ですが残念ながら伊能大図に記載はなく、山手の地名のため測量日記にも記載のない地名です。また(大村)郷村記川内浦村にも見落としがあるかもしれませんが記載が見られない地名です。

由来ですが、大は多い、田はもちろん稲作の水田、原は山腹の意味の他に開く意味もあり、多数の水田を切り開いて作った地域、又は単に多数の水田が広がる処(山腹)といった意味が考えられます。上記の空中写真でも平野部ではない中間山間部に見事な棚田が形成されています。

今日は西海にある太田原の地名のおはなしでした。

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