写真は小字地名の三枝付近を走る長崎バス3508号、今となっては茂木から網場方面を結んだバス路線も廃止されここを通る路線が無くなりました。他県では普通ですが比較的利用率が高い長崎市でも今後ローカル路線は少しずつ廃止が進んでいきそうです。
こちらもバス違いの写真です。写真を見て分かると思いますが周辺はビニールハウスが多数あり恐らくはハウス枇杷の栽培と思われます。
小字地名「三枝」の地名について考えたいと思います。小字地名ですので伊能大図や測量日記に記載はありません、また長崎名勝図絵や長崎古今集覧にも記載がない地名です。
由来ですが、周辺は昔の地形図を見ると飯香ノ浦川流域にある稲作の水田地帯ですので、この附近傾斜は緩やかですが段々になって重なり合う水田の姿から、三重に重なるような水田地帯という意味で「みえだ」となり、外海には三重田村(町)があるので混乱を避けるため当て字を変え三枝としたのではないかと考えられます。
今日は飯香ノ浦河口部にある小字地名のおはなしでした。
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