ゴウツウ付近を走るさいかい交通3415号、外海らしい海沿いの絶景区間を路線バスが走ります。
こちらは逆側から見たゴウツウ、天気がよけらば逆光気味になりがちですが、野母の権現崎まで見える眺望よき場所です。
ゴウツウとなんだかカタカタですしインパクトの強い地名ですが、場所は赤首町の四谷河内バス停より南側の地名で、以前紹介した橋のかかる唐人迫の南隣にある小字地名になります。特に人家も河川もない海沿いの地名です。昔は人家があった可能性も充分あると思います。
ゴウツウの地名について考えたいと思います。小字地名ですので伊能大図や測量日記に記載はなく、(大村)郷村記黒崎村にも記載のない地名です。
由来ですがお隣の雪ノ浦村(現大瀬戸町雪浦河通郷)には同じ音である河通郷があることを考えると、この地からお隣の河通郷へ移住した人が住んでいた、あるいは逆に河通郷に住んでいた人がこちらに移住したなどが由来である可能性はありそうです。
またゴウツウ自体、ゴウは河、ツウは通る意味で、お隣の四谷河内橋の下を流れる小河川の河川名が近くにあることからこちらの地名に使われた可能性もあるかもしれません。残念ながらはっきりした由来の特定は難しい地名です。
今日は外海にあるゴウツウのおはなしでした。
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