
写真は長崎バス迎後(むかえのうしろ)バス停、長崎バス大串線から分岐する宮浦支線のバス停で1日2往復ほど走っています。長崎市内からですと駅から1時間20分ほどかかります。

こちらも迎ノ後(バス停名は迎後、小字地名は迎ノ後)附近の写真、一見何もなさげな迎ノ後ですが、実はすぐ近くにバイオパークや社員マスカットが旬の時期には購入できる果樹園がある実力派です。
小字地名「迎ノ後」の地名について考えたいと思います。小字地名ですので伊能大図や測量日記に記載はなく、(大村)郷村記中山村にも記載のない地名です。
由来ですが、文字通り迎側の後という位置的な要因が由来の地名と考えられます。バイオパークやお隣の上岳郷からみれば、中山川(旧上岳川)の川向かいにある後側に位置しています。実は迎後バス停は中山郷ですがバス停より二股方面はすぐ上岳郷でちょうど郷境付近になっています。
恐らく元は中山郷ではなく、上岳郷内の川向かいにある後(山手)に位置することから迎ノ後とよばれ、近く(お隣)の中山郷内の地も迎ノ後と呼ばれ小字地名としては中山郷の迎ノ後が現在も残っていると推定されます。なので元は中山郷ではなく上岳郷内の位置が由来になった可能性が高い地名です。
今日はちょっと気になる迎ノ後のおはなしでした。
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