写真は大石道付近の緩い坂道、大野教会より北側、越首集落や辻神社へ向かう道の途中にある地名になります。
外海の出津地区を中心にこの辺りは石積の景観が評価されていますがこの大野地区にもその片鱗を見ることができます。標高も高い大野地区ですのでやはり周辺に石も多かったこととは思われますが、それでも労力を考えれば昔の方はただ凄いの一言につきます。
大石道の地名について考えたいと思います。特に小字地名の多い地域でもあり、伊能大図や測量日記、(大村)郷村記神浦村にも記載のない地名です。由来ですが、字面からみれば、大きい石が使われた道、あるいは道端に大きい石があったかどちらかの可能性で大石道となった可能性が高い地名と考えられます。
周辺に石積も見られる地域ですし、残念ながらどちらが由来になったか特定は難しいですが、石積の景観が多い外海地区には似つかわしい地名だと言えます。
今日は外海の大野地区にある大石道のおはなしでした。
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