西彼大島の小字地名「村中」にあるさいかい交通「黒瀬農協前」バス停、今はコロナ渦でバスの本数も減り、長崎市内から路線バスで行くと3時間はかかるかもしれません。
黒瀬農協前バス停、昭和を感じさせる素敵な待合所です、ここから崎戸方面へバスが走っています。この写真を撮った10年前に比べ去年行ってみると随分ここまでくるバスが減った印象でした。
小字地名「村中」の地名について考えたいと思います。小字地名ですので伊能大図や測量日記、(大村)郷村記黒瀬村にも記載のない地名です。
由来ですがずばり字面通り、(黒瀬)村の中心であったことが地名に由来になったと考えられます。
ところで西彼大島ですが江戸期はこの黒瀬村と大島村の二つの村がある島でしたが明治期には黒瀬村単独の島になっています。ちなみにこの黒瀬村の村中付近には番所や荘屋があったことが郷村記から伺い知れ、当時はもっと賑わった場所であることが伺える地域です。
今日は西彼大島にある村中のおはなしでした。
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