カド(神浦村下大野郷 カド)潜伏キリシタンの里にある小字地名

今日は外海の大野地区にある小字地名のおはなしです。

0663.jpg

写真はカド地区から見た角力灘、池島も近くに見え外海らしい風景が広がっています。

0663-3.jpg

外海の大野カド地区を走るさいかい交通バス、長崎市内から桜の里で乗り換え1時間半ほど大野バス停が最寄りです。

0663-2.jpg

カド地区にある門神社、海に向かって鳥居のある素敵な神社です。(大村)郷村記神浦村には記載がないので比較的新しい神社の可能性がありそうですが創建は不明です。潜伏キリシタンの里として世界遺産にもなっている大野地区ですが集落の割には3つも神社があるところが意味深でもあります。

ちなみに門神社は大野バス停から海側に少し下った場所にあり、急坂を登り続ける大野教会と違い楽に行くことができます。

小字地名カドの地名について考えたいと思います。
小字地名ですので伊能大図や測量日記に記載はありません、また(大村)郷村記神浦村にも大野地区に関しては辻神社の掲載はありますが門神社の記載がなく該当地名は見当たりません。

由来ですが、地内に門(かど)神社がありますので神社名より小字地名になったとも言えますが、位置的に上大野郷と下大野郷との境界になっていますのでその郷境でカド(端)にあたる位置的な要因でカドになった可能性も充分ありそうですが、はっきりした由来は特定できません。

今日は門神社のあるカドのおはなしでした。

この記事へのコメント