写真は長崎バス川原公園前バス停付近、写真の内陸側(バスより奥方)が牟田尻付近になります。近くには川原大池があります。長崎市内から長崎バスで50分ほどです。
この写真の山手、現在の三和公園付近に男池があったようです。男沼ですが長崎名勝図絵や長崎古今集覧では河原池の雄池と紹介されています。また伊能大図では小池として記載され、測量日記では男池の記載があります。
上記写真は1975年に撮影された川原村宮崎名 牟田尻(長崎市宮崎町附近)の空中写真です。「国土画像情報(カラー空中写真)国土交通省」より引用。まだ女池の山手側に小さい男池が残されています。画像男池、女池が沼表記となっておりました池が正しくは池です。お詫びして訂正いたします
上記写真は2010年に撮影された川原村宮崎名 牟田尻(長崎市宮崎町附近)の空中写真です。「国土画像情報(カラー空中写真)国土交通省」より引用。長崎市と三和町が合併する前に三和町の記念事業として公園を整備し男池は消滅しました。
小字地名「牟田尻」の地名について考えたいと思います。小字地名ですので伊能大図や測量日記に記載はなく、長崎名勝図絵や長崎古今集覧にも記載のない地名です。
地名の由来ですが、牟田は湿地や沼地に使われますので男沼に因んでいることが伺い知れます。尻は恐らく背後や端を意味しますので元は男池周辺の背後や端の位置的な要因で名付けられた地名と考えられます。
今日は川原にある牟田尻のおはなしでした。
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