写真は長崎バスも1日5往復ほど乗り入れる太田尾集落、海沿いの奥が横山になります。山の名はありますが海沿いの地名です。
長崎の海沿いではたまに見られるアコウの木、ここは民家のある石垣の軒先に立派な根を張って見ごたえがあります。
アコウの木の前はすぐに海が広がり、天気がいい日は正面に雲仙が見える素敵な場所です。
小字地名「横山」の地名について考えたいと思います。
小字地名ですので伊能大図や測量日記には記載のない地名です。また景色はいい場所ですが名所でもありませんので長崎名勝図絵や長崎古今集覧にも記載のない地名です。
地名の由来ですが、恐らく集落の後が山(丘)なので、横に細長い集落の後山である地形と位置的な要因で横山となったと考えられます。
もしかしたら横山という氏に因んだ可能性もゼロではありません。
上記写真は2010年に撮影された茂木村太田尾名 横山(長崎市太田尾町)周辺の空中写真です、「国土画像情報(カラー空中写真)国土交通省」より引用。
画像①は長崎バス太田尾バス停のある場所になります。横山の文字附近にアコウの木が素敵な場所です。
今日は太田尾にある横山のおはなしでした。
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