水尻(横瀬浦村本郷 水尻)面高と横瀬の境界

今日は西彼杵半島の北端にある西海町の小字地名のおはなしです。

0708.jpg

写真の左側陸地部分のちょうど手前半分ほどが現在の横瀬郷、奥半分が面高郷になります。ちなみに右側には西彼大島が見えています。
大島航路の高速艇からの写真で窓が汚れていたためお見苦しい点ご了承ください。
周辺にはさいかい交通の路線バスもなく不便な地域です。周辺には佐世保要塞面高砲台跡があります。

小字地名の水尻について考えたいと思います。小字地名ですので伊能大図に記載はありませんが旧村境ですので伊能忠敬測量日記に記載のある地名です。また(大村)郷村記横瀬浦村や面高村に海辺の境として水尻の記載があります。

地名の由来ですが、水は恐らく海を意味し、尻は端や末端などを意味し、村境にある海辺の端という意味から水尻になったと考えられます。

0706-2.jpg

上記写真は2010年に撮影された横瀬浦村本郷 水尻(西海市西海町横瀬郷)周辺の空中写真です。「国土画像情報(カラー空中写真)国土交通省」より引用。西彼杵半島北端の寄船鼻近くに横瀬郷と面高郷の境界、水尻があります。ちなみに海辺の面高側の小字地名も水尻になります。

今日は西海町横瀬郷にある小字地名のおはなしでした。

この記事へのコメント