尻腐(瀬戸村福島郷 尻腐)当て字が素敵な福島の地名

今日は大瀬戸樫の浦の対岸にある福島の変わった小字地名のおはなしです。

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写真は池島航路より見た尻腐、ちょうど砂浜や建物が見える附近の浜が尻腐になり、現在は尻久砂里(しりくさり)海浜公園として知られ由来は、尻が腐れるほど見取れる美しい浜といったことが一応ささやかれております。
個人的には当て字から類推し最近造られた由来ではないかと思っています。

当て字の素敵な小字地名の尻腐の地名について考えたいと思います。
小字地名ですので伊能大図に記載はありませんが、測量日記には尻腐鼻、尻腐浦の地名が記載されています。残念ながら(大村)郷村記瀬戸村には記載はありません。

由来ですが一応、尻腐の読みは(しりくさり)です、そこから考えるとちょうど尻腐浜の海方向の岩礁が鎖のような形に見えます。その鎖状の岩礁が浜の尻(奥)側にあることから地名として「しりくさり」と呼ばれ、当て字に尻と腐をあてたと推定しています。尻鎖の方が由来としては分り安かったかもしれません。

写真の浜にある建物の右側に見える岩礁が尻腐の由来になった岩礁と思われます。

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上記写真は2010年に撮影された瀬戸村福島郷 尻腐(西海市大瀬戸町福島郷)の空中写真です。「国土画像情報(カラー空中写真)国土交通省」より引用。今では陸続きになった福島の南側にある尻腐、浜のすぐ海(画像左下方向)側の鎖状に見える岩礁が尻腐の由来と思われます。

今日は大瀬戸福島にある尻腐のおはなしでした。

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