百間崎(高島村 百間崎)高島炭鉱開発のための埋立地

今日は元炭鉱の島、高島にある地名のおはなしです。

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写真は現在高島海水浴場になっている百間崎(ひゃくまざき)、ちなみに小字地名では「間」の当て字に「万」が当てられ百万崎となっています。以前は高島小中学校があり、明治期には百間崎坑があったようです。

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高島炭鉱資料館にある百間崎坑の写真、ほぼ10年ほどで閉坑と短い歴史のため知名度の低い炭坑です。

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お茶目な雰囲気の高島海水浴場入口、海はとても奇麗ですので夏はお勧めの海水浴場です。

高島の地名「百間崎」の地名について考えたいと思います。
明治期の炭鉱開発の埋立地ですので江戸期の文献には当然出てきません。
地名の由来ですが埋立てのために築かれた防波堤の長さが百間(約180メートル)だったことから防波堤の起点から先を百間崎と名付けたようでその防波堤の一部や案内板があります。

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百間崎の由来になった防波堤、遊歩道になっています。

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上記写真は2010年に撮影された高島村 百間崎(長崎市高島町)周辺の空中写真です。「国土画像情報(カラー空中写真)国土交通省」より引用。高島の北東部にあります。近くには南風泊漁港があります。

今日は高島にある百間崎のおはなしでした。

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