長濱(香焼村 長濱)香焼造船所入口

今日は香焼にある小字地名のおはなしです。

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写真は、長濱付近を走る長崎バス香焼線の路線バス、明治期の陸測図では恐らく道路や造船所の建物付近が海岸線で長い浜になったいたことが伺いしれます。昔は長浜行きの路線バスもありました、現在も大島造船所内を走り香焼修繕部までバスは運行されていますが部外者はもちろん乗ることができません。

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こちらは長崎バス長浜バス停、長濱ですが明治35年に松尾造船所が進出し浜は埋め立てられますが造船所は大正14年には閉鎖、その後、昭和11年に川南工業が買収し川南工業香焼造船所として発展します。初代南極観測船宗谷はこの川南造船所で建造された船です。

香焼の小字地名「長濱」の地名について考えたいと思います。
伊能大図に記載はありませんが伊能忠敬測量日記には長濱の記載があります。また長崎名勝図絵や長崎古今集覧には記載のない地名です。
地名の由来ですが、恐らく読んで字の如く、長い浜が広がっていたことが由来と考えられます。

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こちらは明治34年発行の地形図より香焼島長濱周辺の地形図「今昔マップ on the web」より、まだ造船所もなく平地の海辺に長い浜があったことが伺い知れます。

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上記写真は2010年に撮影された香焼村 長濱(長崎市香焼町附近)周辺の空中写真です。「国土画像情報(カラー空中写真)国土交通省」より引用。現在は浜はなく大島造船所が広がっています。

今日は香焼島にある長濱のおはなしでした。

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