高田越(長与村高田郷 高田越)高田郷にある峠道

今日は長与にある小字地名のおはなしです。

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写真は高田越付近から見た長崎本線の列車(道ノ尾駅方向)、列車はこのあと長与方面に16.7パーミルの峠を下ります。現在は住宅街でバス停や地形図にも記載の地名です。長崎バスもこの高田越から長与へは下り道が続きます。

長与の高田郷にある小字地名「高田越」の地名について考えたいと思います。
小字地名で内陸地名ですので伊能大図や測量日記に記載のない地名です。また(大村)郷村記幸田村にも記載のない地名です。現在でこそ長与にある郷ですが江戸期は一つの村として扱われています。
地名の由来ですが、高田(幸田)にある峠道が由来です峠道を越えれば浦上又は高田(幸田)へ着く道のため高田越となったと
考えられます。

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画像は明治34陸測図時津より長与村道ノ尾及び高田越周辺の地形図「今昔マップ on the web」より、鉄道開業間もないころの高田越(道ノ尾)周辺ですが温泉以外は水田や畑ばかりが目立ちます。恐らく勾配と両隣の駅との距離等を考え道ノ尾に駅が設けられたのかもしれません。

今日は長与にある高田越のおはなしでした。




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