写真は国道より見た現在は岩屋町音石(おんじゃく)方向、今は傾斜地にぎっしり住宅が建ち並ぶ界隈です。今も岩屋音石公園として地名が残っていることはうれしい限りです。他にもあまり使われない小字地名ですがバス停名や公民館、橋梁名で密やかに残っていることがあります。
岩屋郷の小字地名「音石」の地名について考えたいと思います。
小字地名で内陸ですので伊能大図や測量日記に記載のない地名です。また長崎名勝図絵や長崎古今集覧にも記載のない地名です。残念ながら(大村)郷村記浦上北村にも記載のない地名です。
地名の由来ですが、音石(おんじゃく)の読みから考えて、温石(料理や布を巻いて懐炉代わりに使った石)温めるために用いた保温性の高い石が採れる等、温石に因んだことが地名の由来と考えられます。音(おん)はただの当て字の可能性が高いです。
今日は岩屋郷にある音石のおはなしでした。
この記事へのコメント