下冬木場(大串村平山郷 下冬木場)西彼半島山間部の焼畑地域

今日は西彼大串にある小字地名のおはなしです。

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写真はさいかい交通路線バスより、バス後ろの山手が下冬木場周辺になります。その隣にはより標高の高い小字地名「冬木場」があります。写真の都合上で下冬木場としております。
大瀬戸と大串を結ぶ下山経由のバスが走っています、標高は200メートル近くあります。昼間は乗客も少ない閑散路線ですので乗るならお早めがよさげです。このあたり現地形図でも上木場、中木場、下木場と木場系地名が多く、焼畑が盛んな山間地域だったことを伺わせます。

大串の平山郷にある小字地名「下冬木場」の地名について考えたいと思います。
山間の小字地名ですので伊能大図や測量日記に記載のない地名ですが、(大村)郷村記三町分では東と西に冬木場堤があること(現在も地形図から堤は残っています)や合戦場冬木場堤の記載もあり、昔は古戦場になった可能性も高そうです。
地名の由来ですが、標高が生活するのも大変な地域に思えますが、冬に野焼きして(焼畑)していた地域であることが由来と考えられます。

今日は西彼の平山郷にある下冬木場のおはなしでした。

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