写真は鳥崎にある恵比寿ノ鼻、現在埋立てられたのか残念ながら小嶋はありません。同じ鳥崎の南西側の小岬が古恵比寿ノ鼻で元はこちらの小岬に恵比寿様があったことが郷村記七ッ釜浦からも伺えます。
西海七釜郷にある小岬「恵比寿ノ鼻」の地名について考えたいと思います。
小岬ですので残念ながら伊能大図や測量日記に記載のない地名です、郷村記七ッ釜浦には恵比寿ノ鼻の記載があり、寺社之事では嶋崎(鳥崎の誤記載?)恵比寿、石祠、文政八年氏子中より建立、境内小島小松二三株生す、此嶋の瀬続き奇岩、怪石多しと記載され、現在とは違うゴツゴツした海岸線だったことを伺わせます。
地名の由来ですがもちろん字の如く恵比寿様が祭られた鼻(岬)であったことが由来です。
上記写真は1975年に撮影された七釜村本郷 恵比寿ノ鼻(西海町七釜郷)周辺の空中写真です。「国土画像情報(カラー空中写真)国土交通省」より引用。画像左下に古恵比寿ノ鼻、北東側に恵比寿ノ鼻があります。残念ながら恵比寿ノ鼻にあった小嶋の景観は残っておりません。
今日は西海七釜郷にある古恵比寿ノ鼻のおはなしでした。
この記事へのコメント