滝端(神浦村池島郷 滝端)公住南側の小字地名

今日は外海池島にある小字地名のおはなしです。

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池島公住の南側にある小字地名の滝端、島民も100名ほどと炭鉱閉山後人口激減してますが多少は住んでる方もいる地域です。

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今も高島と違い炭坑時代のアパートが建ち並ぶ池島、近くには長崎市コミュニティバス公住入口バス停があります。

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ポツポツですが人の営みが垣間見えます。島民よりネコの方が多そうな島です。

外海池島郷の小字地名「滝端」の地名について考えたいと思います。
特に小字地名が多い旧神浦村の小字地名ですので伊能大図や測量日記に記載のない地名です、また郷村記神浦村にも記載のない地名です。
元々、炭鉱開発前までこの周辺は無人地帯ですので比較的新しい時期に付与された小字地名かもしれません
地名の由来ですが、滝があるような地形ではなく、人名に関する可能性も多少はあるかもしれません、ただ山の傾斜地に「たき」が使われることもこともあるため山の傾斜地の端側という意味では、滝端の隣は海が近く端っこにもなっているのでこの地形的位置的要因で滝端になった可能性が高いかもしれません。また池島の西端は岳の上、岳の下の小字地名があるのでこの岳が滝に転訛してその端側にあるため滝端になった可能性もあるかもしれません。いずれにしても由来の特定は難しい地名かもしれません。

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こちらは炭鉱時代全盛の1975年の池島空中写真です。「国土画像情報(カラー空中写真)国土交通省」より引用。
当然ですが池島炭鉱ができ、島内が大きく変化しています。鏡ヶ池は池島港になり多くの炭住アパート群が存在しています。画像①は未だに現役の池島小中学校、②は池島神社、③は池島の商店街、新店街があった付近になります。

今日は池島の小字地名「滝端」のおはなしでした。

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