写真は崎戸浦から見た遠見付近、左の山が郷村記崎戸浦に江戸期に狼煙場やその後天保十四年(1843年)に遠見番がおかれた遠見岳になります、右側の山が城址といわれ、その山頂下の右屋根家の奥付近に正保元年(1644年)に大村藩により崎戸大番所が建立され面高、大田和、黒口、黒瀬、大嶋、崎戸、蠣ノ浦、江ノ嶋、中浦の番所を管轄していました。
ちなみに最寄はさいかい交通、崎戸本郷バス停になります。
崎戸本郷にある小字地名「遠見」の地名について考えたいと思います。
小字地名ですので伊能大図や測量日記に記載のない地名です、郷村記崎戸浦には上記に記したように遠見岳に狼煙場があったこと、狼煙場跡に遠見番が置かれたこと、遠見番が大番所から未申の方向二町程の処にあること等が記載されています。
地名の由来ですが字の如く、遠見番や遠見岳に由来した地名です。
上記写真は1975年に撮影された崎戸村本郷 遠見(西海市崎戸町)附近の空中写真です。「国土画像情報(カラー空中写真)国土交通省」より引用。崎戸の南西側にある遠見、その北側(画像上)は小佐々氏の本郷城址があります。
今日は崎戸島にある小字地名のおはなしでした。
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