月ノ輪(七ツ釜村本郷 月ノ輪)南串島にある小字地名

今日は西海七釜郷の南串島にある小字地名のおはなしです。

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写真は国道202号七釜大橋より見た南串島の月ノ輪、国道沿いに小さな集落があります、ちょうど七釜中心部の対岸に位置します。
昔は無人島で耕作地しかなかった南串島ですが昭和に橋が掛けられ、海岸部が多少埋立られ国道も経路変更になり人が住む有人島に変わった歴史があります。ちなみに路線バスは集落を回るため南串島は通りません。

西海七釜郷の小字地名「月ノ輪」の地名について考えたいと思います。
小字地名ですので伊能大図や測量日記に記載のない地名です、また郷村記七釜浦にも難串嶋(南串島)の記載はありますが月ノ輪の記載はありません。
地名の由来ですが元々無人島であったことを考えると造成したときに付された比較的新しい時代の地名かもしれません、国道がちょうどこの付近で月の輪のように孤をなしていることが地名の由来になった可能性がありそうな気がします。正直、これ以外は由来が思いつかず、これ以上は分からない地名とも言えます。

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上記写真は1975年に撮影された七釜村本郷 月ノ輪(西海町七釜郷)周辺の空中写真です。「国土画像情報(カラー空中写真)国土交通省」より引用。現在は国道の通る南串嶋ですがこの段階ではまだ国道は通らず月ノ輪付近を造成中のようです。

今日は西海七釜の南串島にある月ノ輪のおはなしでした。

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