
写真は日並の迎岳付近を走る長崎バス1553号、ちょうど道路より後周辺から山手が小無田になります。海側は琴の海観光センターや海水浴場のあった赤崎(小字地名)になります。子々川郷との郷境付近になります。

ちなみに海側は観光センターが閉鎖されマリンショップになっているようで、この海辺には小無田川が海に流れ込んでいます。
日並郷にある小字地名「小無田」の地名について考えたいと思います。
小字地名ですので伊能大図や測量日記に記載のない地名です、郷村記日並村には小無田川尻、川幅二間半といった記載があり、少なくとも河川名であったことが伺い知れます。
地名の由来ですが、無田(むた)はぬかるんだ湿地や泥田などを指しますが昔の地形図を見ると小無田川尻(マリンショップ付近)は小さな水田地帯でしたので地名の由来になったのは現在でこそ赤崎ですが元はこの周辺が小無田であり地名の由来になった可能性が高いと考えられます、水源のある川上側にあえて小字地名として残した可能性もあるかもしれません。
今日は日並郷にある小無田のおはなしでした。
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