
写真は毛屋方面から見た長与川を挟んで浜崎側、写真中央の左側に女岩が見えます、奥に聳えるのは丸田岳
時津には継石(鯖腐岩)が町のシンボルとして有名ですがお隣長与には知名度が非
常に低い女夫岩(女岩と夫岩)があります。
大きさを考えても継石のように街道沿いであれば長与のシンボルぐらいの知名度もであったかもしれません。写真でも分かるように遠方からも女岩は目立つ岩です。とはいえ地元の方でも殆ど知られていないかもしれません。
因みに夫岩は北側の山手にありますが高さが女岩の半分程度で木々に囲まれ上の方が見える程度です。
長与岡郷にある岩「女岩」について考えたいと思います。
岩ということもあり当然伊能大図や測量日記に記載のない地名です、また郷村記長與村には長與浦の項に浦右の方戸別当と云う処に女夫岩とて弐ッの大岩あり、北の方にあるを女岩と云、高さ拾六間程(約30M)、廻り五拾間程、二つの岩同所にあるゆへ女夫岩と云うといった記載があります。
女岩の由来ですが郷村記にあるように戸別当にある2つの大岩のひとつで大きい象徴的な方を女性に見立てたことが由来と考えられます。
女神信仰とも関連が多少はあるかもしれません。
今日は長与岡郷にある女岩のおはなしでした。
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