新屋敷(瀬戸村西濱郷 新屋敷)白浜バス停付近の小字地名

今日は大瀬戸西濱郷にある小字地名のおはなしです。

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写真はさいかい交通白浜バス停、この付近が新屋敷になり丁度奥側は東濱郷との郷境になっています。大串方面へ向かう下山線と長崎へ向かう路線との分岐点にもなっています。目の前には防波堤は目障りですが角力灘や白濱が広がる素敵な処です。

大瀬戸西濱郷にある小字地名「新屋敷」の地名について考えたいと思います。
小字地名ですので伊能大図や測量日記に記載のない地名です、また郷村記瀬戸村にも新屋敷自体の記載はありませんが寛永6年に瀬戸役所造立の際に場所が手狭のため最寄の浦人屋敷拾五ケ所なんを取り崩し構内となすと記され、樫の浦干潟を埋立、浦人をこの地に移すと興味深い記述があります。
地名の由来ですが、何らかの理由でこの白浜の裏手に新しい屋敷が建ったことが由来と考えられます、郷村記の記述では反対側の樫の浦側ですので違う可能性高いですが白浜側も何らかの理由で新しい屋敷が建てられたことが地名から伺えます。

今日は大瀬戸西濱郷にある新屋敷のおはなしでした。

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