現在も地形図やバス停名でも残る火篭(ひごもり)の素敵な地名、昔はこの国道沿いの写真右側はすぐに大村湾だったようですが埋立も進み海は随分遠くなった地域でもあります。
長崎バス火篭バス停、以前は路線バスも国道を忠実に通ってましたが時津北部ターミナル完成後は日並バイパス経由が増え随分変わった気がします。
こちらは1970年発行の地形図より火篭周辺の地形図「今昔マップ on the web」より、国道側まで大村湾があった時代
時津日並郷にある小字地名「火篭」の地名について考えたいと思います。
伊能大図や測量日記に記載のない地名ですが郷村記日並村には日籠りの波戸の記載がある地名です。
地名の由来ですが今でこそ当て字が違いますが日籠りは民俗学的に宗教に因んだ儀式や行事の際に特定の場所に日中籠って清めたり祈願する処ですので恐らくはその風習の小屋などがあったことが地名の由来と考えられます。
今日は時津日並郷にある火篭のおはなしでした。
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